いきなり結論から言いますね。
millのオイルヒーターは、従来のオイルヒーターの「電気代が高い」「暖まるのが遅い」という欠点を補う機能が付いているので『買い』です。
この記事では、Millオイルヒーターの節電機能や暖房効率の高さ、使ってみたユーザーの口コミや具体的な使い方を紹介します。
この記事では、オイルヒーターのメリットはもちろん、欠点についても詳しく解説します。
millのオイルヒーターはその欠点をどう克服するのか。
millオイルヒーターの購入を検討している方にとって、有益な情報が満載です。
- オイルヒーターのメリットと欠点（デメリット）
- millオイルヒーターの特徴
- millオイルヒーターの口コミ
- 暖房器具の電気代について
mill オイルヒーターの口コミを解析。電気代の不安を解消する賢い使い方とは？
mill オイルヒーターとは？
Millオイルヒーターは、ノルウェー発の暖房器具メーカー「mill（ミル）」が提供するオシャレオイルヒーターです。
オイルヒーターの圧倒的メリットと言えば、石油や灯油、ガスを使用しないこと。
私も長年オイルヒーターを使っていますが、この５つのメリットによる恩恵は計り知れません。
他の暖房器具では決して実現できないメリットです。
何よりオイルヒーターの暖かさって、なんかやわらかいんですよね。
逆に、欠点を挙げるとすれば
この２点ではないでしょうか。
オイルヒーターの購入を悩まれている方は、やはりこの欠点が一番気になる点だと思います。
millのオイルヒーターは、この2つの大きな欠点を解消してくれています。
無駄な電気代を節約
millのオイルヒーターには、2つの電気代節約機能が付いています。
- 自動温度設定機能
設定温度に達すると自動的にヒーターの出力を調整し、必要以上に電力を使わないようにします。これにより、部屋が適温に保たれつつ、無駄な電気消費を抑えられます。 - タイマー機能
使用する時間を1～24時間に細かく設定でき、暖房が必要な時間帯だけ作動させることができます。
さらに、空気が乾燥しないので換気の必要がなく、「換気の度に部屋が冷えてしまい、また１から暖め直す」というようなこともなくなります。その分電気代も節約できますね。
従来のオイルヒーターより暖まるのが早い
では2つ目のデメリット「部屋が温まるのが遅い」という点はどうでしょうか。
Millのオイルヒーターには「ヒートブーストテクノロジー」という機能が付いています。
これは、フィンをパネルで覆うことで本体内部に取り込んだ熱を効果的に放出するというもの。
ノルウェーでの実験では、フィンが露出しているヒーターよりmillヒーターのほうが29％も早く室内を暖められたという実験結果が出ているそうです。
個人的には、オイルヒーターのじんわり暖かくなっていく感じが好きなんですが、早く暖まるに越したことはないですね。
加湿器が不要になる
これはオイルヒーター全般に言えることなんですが、加湿器が不要になるのでその分の電気代が浮くというメリットもあります。
エアコンやファンヒーターを使用していた時は、よく喉をやられていたので加湿器が必須でした。
よく考えたら、それも電気代掛かってたんですよね…。
mill オイルヒーターの口コミ
以上の点を踏まえ、口コミを調べてみました。
ただし、デメリットとして以下のような意見も見られました。
意外にも「電気代はさほど気にならなかった」という口コミが複数ありました。やはり節電機能が効いているんでしょうか？
ここで、気になるオイルヒーターの電気代について更に深堀してみたいと思います。
オイルヒーターの電気代はやばい？他の暖房器具との違い
さまざまな暖房器具の電気料金を、電力小売り事業会社のHPで調べてみました。
暖房器具の電気代（電気代が高い順）
| 暖房器具 | 消費電力の目安 | 電気代（1時間あたり） | 電気代（1ヵ月あたり） |
|---|---|---|---|
| エアコン（暖房） | 105～1,480W | 約2.8～40円 | 約672～9,600円 |
| セラミックヒーター | 650～1,200W | 約17.6～32.4円 | 約4,212～7,776円 |
| パネルヒーター | 600～1,200W | 約16.2～32.4円 | 約3,888～7,776円 |
| ハロゲンヒーター | 330～1,000W | 約8.9～27円 | 約2,136～6,480円 |
| カーボンヒーター | 450～900W | 約12.2～24.3円 | 約2,928～5,832円 |
| オイルヒーター | 300～900W | 約8.1～24.3円 | 約1,944～5,832円 |
| ホットカーペット | 740W | 約6.6～11.4円 | 約1,584～2,736円 |
| こたつ | 300W | 約2.2～4.3円 | 約528～1,032円 |
「オイルヒーターの電気代はやばい」とよく耳にしますが、意外に順位が低いことが分かりました。
＊注2 millオイルヒーターのMAXは1200Wです。1200Wの設定で使用し続けた場合、上記の表通りの順位にはなりません。
さらに電気代を節約するオイルヒーターの使い方
部屋全体の保温性を高める工夫をすると、さらにオイルヒーターの保温性、節電性を高めることができます。
コツその①. 窓際にオイルヒーターを置いて使う
オイルヒーターは部屋全体を均一に暖める特性がありますが、窓際に設置することでさらに効率が上がります。
窓際は冷気が入ってきやすい場所ですが、ここにオイルヒーターを置くことで、冷たい空気が部屋に流れ込むのを防ぎ、部屋全体をバランスよく暖めることができます。
これにより、室内の温度が安定し、暖房効果を最大限に引き出すことが可能です。
コツその②. 窓を断冷・断熱する
窓から外気が入ると、暖かい空気が外に逃げやすくなります。
窓に断熱シートやカーテンを使用して、冷気の侵入を防いであげると、室内の暖かさが保たれ、オイルヒーターの負担を減らし、電気代の節約につながります。
ポチップ
このように、窓の断冷・断熱と設置場所の工夫をすることで、オイルヒーターを効率的に使用し、快適な暖房環境＆節電効果を作り出すことができます。
オイルヒーターが適している部屋
ここまで、オイルヒーターの効率的な使用方法について見てきましたが、次にどんな部屋に設置するのが一番適しているのかを解説していきます。
1. 寝室や子供部屋
2. リビングや居間
3. 書斎や作業部屋
4. ペットがいる部屋
5. 小〜中規模の部屋
まとめ
オイルヒーターは、特に静音性や乾燥しにくさを重視する部屋に適しています。
寝室、リビング、書斎、子供部屋、ペットがいる部屋など、長時間過ごす部屋や安全性を重視する環境におすすめです。
上記のような部屋に置きたい場合は、millのオイルヒーターは「買い」ですね♪
mill オイルヒーターはどこで売ってる？
Millオイルヒーターは、日本国内で複数の場所で購入することができます。購入可能な店舗やオンラインストアを以下にまとめました。
①オンラインショップ
millオイルヒーターは、公式ショップをはじめ多くのオンラインショップで取り扱っています。
＊各リンクをクリックすると、各オンラインショップのmillオイルヒーターのページにジャンプします。
価格は時期により変動する場合があります。リンク先の各オンラインショップにてご確認ください。
②家電量販店
Millオイルヒーターは、大手家電量販店でも取り扱われています。
- ヨドバシカメラ
- ビックカメラ
- ケーズデンキ
- エディオン
これらの店舗では、実際に製品を確認しながら購入できるため、実物を見て選びたい方におすすめです。また、店員に相談しながら選ぶことも可能です。
③ホームセンター
一部のホームセンターでもMillオイルヒーターを取り扱っています。店舗によっては在庫がない場合もあるので、事前に取り扱いがあるか確認するとよいでしょう。
mill オイルヒーターの口コミを解析。電気代の不安を解消する賢い使い方とは？part2
ここからは「mill」について解説していきます。
【ｍｉｌｌ】とは？
Millは、ノルウェーを拠点とする暖房器具メーカーで、スタイリッシュで機能的な暖房器具を提供しています。
オイルヒーターやコンベクションヒーター、パネルヒーターなど、静音性とデザイン性に優れた製品が特徴です。
これらのヒーターは、空気を乾燥させにくく、エコで快適な暖房を提供することを重視しています。
Millの製品は、省スペース設計でインテリアにもマッチしやすいデザインが多くのユーザーに支持されています。
mill オイルヒーター 国内の販売元は【山善】
Millオイルヒーターの日本国内での販売元は、株式会社山善（YAMAZEN）です。山善は、家庭用品や生活家電を幅広く取り扱う日本の大手企業で、暖房器具や冷房器具、キッチン家電など、日常生活に密着した商品を提供しています。
Millオイルヒーターは、ノルウェー発のMillブランドによってデザインされ、優れたデザイン性と機能性を兼ね備えていますが、日本での販売とサポートは山善が行っています。山善は、長年の経験と信頼に基づき、高品質な製品を日本市場に提供しています。
山善が販売元であることにより、日本国内でのアフターサービスやサポート体制が整っており、製品に関する問い合わせや修理依頼なども安心して依頼できる点が消費者にとって大きなメリットです。
山善は、オイルヒーターの他にもmillの暖房器具を販売しています。
mill パネルヒーター
Millパネルヒーターは、Millブランドが提供するもう一つの暖房器具で、オイルヒーターとは異なる特徴を持っています。主にコンベクション（対流）を利用して部屋を暖める方式で、デザイン性や機能性に優れています。
1. 薄型でコンパクト
Millパネルヒーターは薄型のデザインで、オイルヒーターに比べて非常にコンパクトです。壁掛けタイプのモデルもあり、狭い部屋やスペースが限られている場合でも設置が容易です。このため、インテリアに馴染みやすく、設置場所に困ることが少ないです。
2. 速暖性が高い
パネルヒーターは、速暖性に優れているため、オイルヒーターに比べて早く部屋を暖めることができます。すぐに暖かさが必要な時に便利で、短時間の使用にも向いています。寒い日や朝方など、素早く部屋を暖めたいときに重宝します。
3. 電気代がオイルヒーターより抑えられる
パネルヒーターは消費電力が比較的低いため、電気代を抑えやすいというメリットがあります。オイルヒーターのように長時間加熱し続けるわけではないため、エネルギー効率が高いです。
4. 空気を乾燥させにくい
パネルヒーターもオイルヒーター同様に、ファンを使用しないため、空気が乾燥しにくいです。暖房器具による乾燥が気になる方にも向いており、エアコンの代替として人気があります。
5. 部屋の広さに応じたモデルが選べる
Millパネルヒーターは、さまざまなサイズと出力のモデルが提供されており、部屋の広さに応じて最適なモデルを選ぶことができます。例えば、小さな部屋向けの小型モデルから、広めの部屋に対応できる高出力モデルまで取り揃えられています。
Millパネルヒーターは、速暖性とデザイン性を重視したいユーザーに適しており、特に限られたスペースで効率的に暖房したい場合におすすめです。
Millコンベクションヒーター
Millコンベクションヒーターは、Millブランドが提供する対流を利用した暖房器具で、オイルヒーターやパネルヒーターとは異なる特徴を持っています。
主に空気を自然に循環させて部屋全体を均等に暖める方式で、機能性とデザイン性が優れています。
1. 薄型でコンパクト
Millコンベクションヒーターは薄型のデザインが特徴で、非常にコンパクトです。壁掛けタイプのモデルもあり、限られたスペースでも設置が容易です。薄くてスマートなデザインのため、どんなインテリアにも馴染みやすく、置き場所に困りません。
2. 部屋全体を均等に暖める
コンベクションヒーターは、空気を自然に対流させて部屋全体を均等に暖めるのが特徴です。オイルヒーターやパネルヒーターに比べて、空気の循環によって部屋全体に均等な暖かさをもたらします。特に広めのリビングや寝室に適しています。
3. 電気代を抑えやすい
Millコンベクションヒーターは、効率的に空気を対流させるため、比較的低い消費電力で部屋全体を暖めることができます。そのため、長時間使用しても電気代が抑えられるのがメリットです。適切な温度管理がしやすいため、経済的な暖房が可能です。
4. 空気を乾燥させにくい
Millコンベクションヒーターはファンを使わず、自然対流で部屋を暖めるため、空気が乾燥しにくいです。乾燥を防ぎたい方や、エアコンの風が苦手な方にとって、快適な暖房器具です。自然な暖房環境を提供できる点が魅力です。
5. 部屋の広さに応じたモデルが選べる
Millコンベクションヒーターは、さまざまなサイズと出力のモデルが提供されており、部屋の広さに応じて最適なモデルを選べます。小さな部屋から広めのリビングまで、様々なニーズに対応できるため、自宅の環境にぴったりのヒーターを選ぶことができます。
Millコンベクションヒーターは、自然な対流で部屋全体を均等に暖めたい方に適しており、空気を乾燥させずに暖房を効率的に行いたい方におすすめです。特にデザイン性と省スペースを重視したい方に最適な選択肢です。
コンベクションヒーターとパネルヒーターの違い
コンベクションヒーターとパネルヒーターはどちらも電気を使った暖房器具ですが、それぞれ異なる仕組みや特徴を持っています。ここでは、両者の違いについて簡単に説明します。
1. 暖房の仕組み
2. 速暖性
3. デザイン性
4. 電気代と効率
まとめ
ちなみに。「一番安く済む暖房器具は何？」
暖房器具の電気代は、使用する機器の種類や消費電力、使用時間によって異なりますが、一番安く済む暖房器具としては、以下の3つが候補に挙げられます。
1. こたつ
こたつは、電力消費が非常に少ない暖房器具の一つで、足元だけを暖める局所的な暖房に適しています。部屋全体を暖めるわけではないため、電気代が抑えられます。
ポチップ
2. 電気毛布
電気毛布は、直接体を暖めるための暖房器具で、消費電力が非常に低く、個人用の暖房として非常に経済的です。特に、寒い夜に布団の中で使用するのに適しています。
ポチップ
3. ホットカーペット
ホットカーペットは、床全体を暖めることができ、エリアを選んで暖めるタイプもあります。消費電力はこたつより少し高めですが、床からの熱が体を包み込み、暖かさを感じやすいです。
ポチップ
まとめ：一番安く済む暖房器具
- 電気毛布：一番電気代が安い暖房器具。全身を包み込む形で使用するため、省エネで効率的。
- こたつ：次に安く、電気代を抑えつつ快適な暖かさを維持できる。
- ホットカーペット：こたつよりはやや高いものの、床全体を暖める効率が良い。
どうしてもオイルヒーターの電気代が気になる人は、上の３つから自分に合ったものを選んでもいいかもしれません。
mill オイルヒーターの口コミを解析。電気代の不安を解消する賢い使い方とは？まとめ（総括）
- Millオイルヒーターは石油や灯油、ガスを使わず、空気を汚さない
- オイルヒーターは乾燥しにくく、静かで安全
- 電気代が高い、温まりが遅いという欠点がある
- Millオイルヒーターは電気代節約機能で無駄な消費を防ぐ
- ヒートブーストテクノロジーで従来より早く暖める
- 加湿器が不要になり、加湿器使用による電気代も節約できる
- 口コミでは静音性とデザイン性が高評価
- 部屋が温まるまでに時間がかかるという声もある
- 窓際に設置することで暖房効果を向上させる
- 窓の断冷・断熱で保温性が高まり、節電効果がある
- オイルヒーターは静音性が求められる寝室やリビングに適している
