こんにちは。Goopedia運営者のtmです。
天体望遠鏡はどこで買うのがいいのか、いろいろ候補があって迷ってしまいますよね。ヤマダ電機、ビックカメラ、エディオンやケーズデンキ、カメラのキタムラ、あるいは天体望遠鏡専門店なのか…。
Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのオンラインショッピングサイトでも購入することができるので、「結局どこが一番お得で失敗しにくいの？」という感じかなと思います。
さらに、天体望遠鏡は初心者向けから本格的なものまで多種多様な機種が販売されているので「天体望遠鏡 どこで買う？」の次は「どの天体望遠鏡を買えばいいの？」という悩みにぶち当たります。
この記事では、そうした悩みをまとめて解消しつつ、選び方を詳しくお伝えしていきます。
天体望遠鏡はどこで買うべき？家電量販店？専門店？オンラインショッピングサイト？
まずは「そもそも天体望遠鏡はどこで買うのが良いのか？」という大枠から整理していきます。
実店舗（ヤマダ電機、ビックカメラ、エディオン、ケーズデンキ、カメラのキタムラ、近くの天体望遠鏡販売店など）と、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングといったオンラインショッピングサイト、天体望遠鏡専門店、それぞれの役割をざっくり分けて考えるのがコツですよ。
💡天体望遠鏡を購入する際のポイント
まず、天体望遠鏡を購入する際に購入先の候補となる「家電量販店」「オンラインショッピングサイト」「専門店」のメリットを比較してみます。
| 購入先 | 主なメリット |
|---|---|
| 実店舗（家電量販店など） | ・実物のサイズ感、重さ、三脚の安定性をその場で確認できる ・在庫があれば、その日のうちに持ち帰ってすぐ使える ・ポイント還元や店舗独自の長期保証を利用できることがある |
| オンラインショッピングサイト （Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなど） | ・取り扱いメーカー、機種が圧倒的に多く、選択肢が豊富 ・価格比較がしやすく、セールやクーポンで実店舗より安くなることも多い ・実店舗では見かけにくいブランドも選びやすい ・自宅まで配送してくれるため、大きくて重い望遠鏡でも負担が少ない ・ポイント還元や店舗独自の長期保証を利用できることがある |
| 専門店（天体望遠鏡・天文ショップ） | ・スタッフが天文や機材に詳しく、用途・予算に合わせた具体的な提案を受けられる ・初級〜上級者向けモデルやマニアックなアクセサリーまで品揃えが豊富 ・メンテナンスやカスタマイズ、トラブル時の相談など長期的なサポートが期待できる |
ではそれぞれ詳しく見ていきましょう。
✅ヤマダ電機
ヤマダ電機は全国に店舗があり、「まずはどんな天体望遠鏡があるのか見てみたい」というときの下見スポットとして使いやすい家電量販店です。日常の買い物のついでに売り場を覗ける身近さが魅力ですね。
公式サイトを確認すると、現在ビクセンの天体望遠鏡が2機種ほどラインナップされており、定番の入門モデルを中心に取り扱っています。
品数は多くありませんが「天体望遠鏡ってどんな感じか見てみたい」というときにはちょうど良い選択肢です。
✅ビックカメラ
ビックカメラは、都市部の大型店舗を中心に天体望遠鏡コーナーが比較的充実している量販店です。価格帯やグレードの違うモデルを見比べやすく、店頭での下見にも向いています。
公式サイトでは、ビクセン、ケンコー・トキナー、セレストロンなど複数のメーカーによる天体望遠鏡が約60モデル掲載されており、入門〜中級者向けまで幅広く選べます。
実店舗でサイズ感を確認しつつ、オンラインで豊富なラインナップからじっくり比較したい人にぴったりです。
✅エディオン
エディオンは、地域密着型の家電量販店としてファミリー層にもなじみのあるお店です。店舗によって天体望遠鏡コーナーの規模は異なりますが、夏休みや冬の星空シーズンには入門向けモデルが並ぶことが多いです。
公式サイトでは、ビクセンやケンコーの天体望遠鏡を中心に約15機種が販売されており、はじめての一台を選びやすいラインナップになっています。
「家族で気軽に月を見てみたい」というニーズであれば、オンラインの品ぞろえだけでも十分候補を絞り込めるでしょう。
✅ケーズデンキ
ケーズデンキは、「新製品が安い」でおなじみの家電量販店で、シンプルで分かりやすい店づくりが特徴です。店舗によっては季節にあわせて天体望遠鏡コーナーも展開されています。
公式サイトでは、ビクセン、ケンコー、サイトロンなどを中心に約25モデルの天体望遠鏡がラインナップされており、入門機から少しステップアップしたモデルまで一通り揃っています。
ポイントや延長保証を活用しながら、安心感のあるメーカー品を選びたい人に向いたショップです。
✅カメラのキタムラ
カメラのキタムラは、その名の通りカメラ専門店として知られていますが、店舗やオンラインショップでは天体望遠鏡や双眼鏡の取り扱いもあり、「撮る」まで視野に入れた天体観測を考えている人にとって心強い存在です。
公式サイトでは、複数メーカーの天体望遠鏡が約60モデル掲載されており、観望メインのモデルから撮影向きのものまで幅広くチェックできます。
カメラとの組み合わせを意識しながらオンラインで機種を比較したい人には、とても使い勝手の良い選択肢と言えます。
✨おすすめはオンラインショッピングサイト
天体望遠鏡のラインナップがいちばん豊富なのは、やはりAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングといったオンラインショッピングサイトです。子ども向けの手頃な入門機から、マニア向けの本格モデルまで、とにかく幅広い価格帯・スペックの天体望遠鏡が揃っています。
実店舗よりも割安な価格で販売されていることも多く、セールやポイント還元を活用すれば、かなりお得に購入できるのも大きなメリットです。
でも、あまりにも選択肢が多すぎるせいで「どれを選べばいいのか分からない」と迷ってしまいやすいのがデメリットなんですよね…。
そこで、オンラインショッピングサイトで天体望遠鏡を探すときのコツを教えちゃいます。
🔍オンラインショッピングサイトで天体望遠鏡を探すときのコツ
Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングで天体望遠鏡を探すときは、なんとなく検索するより「条件を決めて絞り込む」のがコツです。ここでは、初心者でも迷いにくくなる具体的なチェックポイントをまとめておきます。
① まずはキーワードと価格帯でざっくり絞る
いきなり「天体望遠鏡」だけで検索すると、子ども向けおもちゃから本格機までごちゃ混ぜで出てきてしまいます。おすすめは、次のようなキーワード＋価格でざっくり範囲を決めるやり方です。
この段階では、「なんとなく良さそうなスペックと予算帯」をざっくり決めるつもりで大丈夫です。候補をざーっと眺めながら、「このあたりの価格ならいけそう」という感覚を掴んでいきましょう。
② スペック欄は“口径・焦点距離・架台”を最優先
商品ページに入ったら、まずチェックしたいのは次の3つです。
スペックを見るときのコツ
③ セット内容とレビューを必ず確認する
通販ならではの落とし穴が「必要なものが全部入っていなかった…」問題です。アイピースの本数やスマホアダプターの有無、三脚が含まれているかどうかなど、セット内容をしっかり確認しておきましょう。SVBONYのように、アイピースやスマホアダプターまでひとまとめになっているセットは、届いたその日から始めやすいのでかなり楽です。
レビューは、星5だけでなく星3〜4あたりを中心に読むと、「良い点と微妙な点」が見えてきます。「三脚がやや華奢」「組み立て説明書が少しわかりづらい」など、実際に使ってみないとわからない部分のヒントがたくさん隠れていますよ。
④ ブランドで“地雷”を避けるイメージで選ぶ
オンラインショッピングサイトには、聞いたことのないノーブランド品もたくさん並びます。全部がダメというわけではないですが、初心者が1台目を買うなら、ビクセンやケンコー・トキナー、セレストロン、SVBONYのような「ある程度名前の通ったブランド」から選ぶほうが安心です。
あまりにも安すぎる望遠鏡は、おもちゃに近い光学性能のこともあります。「他と比べて明らかに安いのに、やたら倍率だけ高くアピールしている商品」は、慎重にレビューをチェックしてから判断するのがおすすめです。
オンラインショッピングサイトは、品揃えと価格面で圧倒的に有利です。そこに先ほどお伝えした「検索のコツ」を組み合わせると、かなり納得感のある一台にたどり着きやすくなりますよ。ぜひ下のリンクから一度見てみてください。
＊探しやすいように、各リンク先には「天体望遠鏡 70mm 入門」というキーワードを入力してあります
✅近くの天体望遠鏡販売店を探す
都市部を中心に、KYOEI（協栄産業）やスターベースなどの天体望遠鏡専門店も存在します。こういったお店は、まさに「天文マニアが集まる場所」で、店頭には中級〜上級者向けの機材がズラッと並んでいます。
Googleなどで「天体望遠鏡 専門店」「天文ショップ」などと検索して、行ける範囲にお店があれば、一度足を運んでみると良い刺激になります。
お店では、「月と惑星をメインに見たい」「将来的には星雲も見てみたい」といった希望や予算を伝えて、どのくらいの口径・どのタイプの望遠鏡が向いているか、ざっくり方向性を教えてもらいましょう。その場で購入にはつながらなくても、知識が増え、よりお手頃な選択肢を見つけやすくなります。
専門店には魅力的な高級機がたくさんあるので、テンションが上がってつい予算オーバーしがちです。最初から高価なセットを一気にそろえるよりも、「最初は通販でコスパの良い一台を買い、ハマってきたら専門店でステップアップを相談する」くらいの距離感がちょうどいいと思います。
天体望遠鏡どこで買う？失敗しない機種選びとは
⭐️天体望遠鏡 初心者おすすめモデル
天体望遠鏡デビュー前提（予算1〜6万円くらいで月・惑星メイン）として、「この中から選ぶならコレかな」という初心者向けモデルを挙げると、だいたいこんな感じになります。
まず候補に入れてほしい機種
1. SVBONY：SV501P（70mm屈折・経緯台）
一番バランスが良くて、個人的にいちばん人に勧めやすいのがこれです。
SVBONYはアイピースやフィルター類も同ブランドで揃えやすいので、
「まずは1台＋最低限の付属品セットで始めたい」人と相性がいいです。
SVBONY：SV501Pを
👉公式オンラインショップで見る
👉Amazonで見る
👉楽天市場で見る
2. Vixen：スペースアイ 70M / 70/700M
「やっぱり日本メーカーが安心かな」という人向けの入門機。
・口径70mmの屈折式で、月のクレーターや土星の環、明るい星雲・星団までカバーできる入門システム
・シンプルな経緯台（上下左右だけ動かすタイプ）で操作がわかりやすい
・対物レンズ70mm＋700mm焦点距離という“教科書的な入門スペック”で、教科書に載っているような対象をとりあえず一通り見てみたい人に向く
三脚は「ガチ観測用」と比べると軽めですが、最初の1台としては十分実用範囲です。
👉Amazonで見る
👉楽天市場で見る
👉Yahoo!ショッピングで見る
3. Celestron：AstroMaster 90EQ
「ちょっと背伸びしてもいいから、しっかりした1本が欲しい」という人向け。
・口径90mmの屈折式で、70mmクラスより一段明るく、惑星や星団の見え方に余裕がある
・月・惑星・星団などを明るくクリアに見せる入門〜中級者向けモデルとして位置づけられている
・赤道儀（EQマウント）なので、地球の自転に合わせて追尾しやすく、「ちゃんと天文やってる感」がある
その代わり、
・組み立てと操作は経緯台より一段階むずかしい
・本体＋三脚でそこそこ重い
ので、「説明書を読みつつ慣れていくのが楽しめるタイプ」の人向きです。
👉Amazonで見る
👉楽天市場で見る
👉Yahoo!ショッピングで見る
4. ケンコー・トキナー：Sky Explorer SE-AT / SE-GT シリーズ
「操作をラクにして、とにかく星をたくさん見たい」タイプの人向け。
・入門者向けとして、自動追尾・自動導入機能つきのモデルがシリーズで用意されている
・ボタン操作で天体を導入してくれたり、一度捉えた天体を自動で追いかけてくれる
・“星の探し方”よりも「見えた結果を楽しみたい」側の人にはかなり快適
ただし、
・価格はやや高めになりがち
・電源や操作手順など“電子機器としての慣れ”も必要
なので、「最初の最初の1台」としては、もう少しライトなSVBONYやVixenから入って、2台目に検討、という順番でもいいかなと思います。
👉Amazonで見る
👉楽天市場で見る
👉Yahoo!ショッピングで見る
その他のメーカーについて
- タカハシ：いきなり初心者が買うには高価＆本格的すぎることが多いので、「2台目以降で本気でやりたくなったら検討」枠。
- Meade / Sky-Watcher / Orion：海外では入門〜中級向けとしてメジャーですが、日本国内での流通やサポート面を考えると、最初の1本は上の4ブランドのどれかで十分、ということが多いです。
まとめ（どれが一番おすすめ？）
このあたりを軸に、あとは予算と「どこまでやり込みたいか」で選ぶのが、初心者には一番わかりやすいかなと思います。
通販メインで探すなら、SVBONYはやっぱり“ちょうどいいところ”を突いてきてくれるので、さりげなく候補の一番上に置いておくと選びやすいですよ。
🤔天体望遠鏡は何倍がいいですか？
倍率の考え方とチェックポイント
倍率は、「望遠鏡の焦点距離 ÷ アイピースの焦点距離」で決まります。一般的な目安として、対物レンズや主鏡の口径（mm）の約2倍が理論上の最大実用倍率とされていて、例えば口径60mmなら最大約120倍、80mmなら160倍程度というイメージです。ビクセンの取扱説明書などでもこの基本的な考え方が説明されています（倍率の求め方については、VixenのED80Sf鏡筒ユニット取扱説明書に「望遠鏡の焦点距離を接眼レンズの焦点距離で割る」と記載されています：出典：Vixen「ED80Sf鏡筒ユニット取扱説明書」）。
通販サイトでは、商品説明欄に「最高倍率◯◯倍」と書かれていることがありますが、実際にはそこまで上げると像が暗くなったり、にじんだりしてしまうことも多いです。月や惑星をきれいに見るなら、だいたい50〜150倍くらいを中心に使うイメージでOKです。星雲や星団など広がった天体は、20〜50倍くらいの低倍率のほうがむしろ見やすかったりもします。
ここで挙げた倍率の数値は、あくまで一般的な目安です。具体的な製品によって「シャープに見える倍率」は変わってきますので、正確な仕様や推奨倍率は必ず公式サイトや取扱説明書で確認してください。迷った場合は、通販だけに頼らず、販売店や専門店のスタッフなど専門家の意見も参考にしてみてください。
通販でのアイピース選びと倍率のバランス
SVBONYをはじめ多くのメーカーが「焦点距離の違うアイピースセット」を販売しているので、本体と一緒に揃えておけば、低倍率〜中倍率〜やや高倍率まで一気にカバーできます。
おすすめの組み合わせとしては、例えば次のような感じです。
- 低倍率用：20〜25mm前後のアイピース（星雲・星団、星座全体を見る用）
- 中倍率用：10〜12mm前後のアイピース（月や惑星のディテール用）
- 場合によって：バローレンズで倍率を1.5〜2倍に上げるアクセサリー
通販で天体望遠鏡を買うときは、「本体＋アイピースセット」で一気に揃えてしまうと、届いたその日からいろいろな倍率で試せるのでおすすめです。
天体望遠鏡どこで買う？失敗しない選び方完全ガイドまとめ：自分に合った「買い方」と「1台目」を決めよう
天体望遠鏡は、ヤマダ電機やビックカメラ、エディオン、ケーズデンキ、カメラのキタムラ、そして専門店まで、本当にいろいろな場所で買えます。でも「どこがお得で失敗しにくいか？」で考えると、やっぱり本命の購入先はAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングといったオンラインショッピングサイトになるかな、というのが正直なところです。
実店舗や専門店は、「サイズ感を確かめる場所」「プロにざっくり相談する場所」として使い、最終的な購入はオンラインでじっくり比較しながら選ぶ、という流れがいちばん失敗しにくいです。とくにSVBONYのようなコスパ重視ブランドは通販のほうがラインナップも豊富で、レビューもチェックしやすいので、初心者の最初の1台としてかなり狙い目です。
そのうえで、
- 予算を抑えて失敗しにくい入門機なら「SVBONY SV501P」
- 国産の安心感重視なら「Vixen スペースアイ 70M / 70/700M」
- 少し背伸びして長く使える1本なら「Celestron AstroMaster 90EQ」
あたりを軸に考えていけば、大きくハズすことはまずないはずです。
最後にもう一度だけ大事なことを。この記事で紹介したスペックや倍率はあくまで「一般的な目安」です。正確な情報は必ず各メーカーや販売店の公式サイトで確認しつつ、迷ったときは専門店のスタッフなど専門家にも相談してみてください。そうやって一つひとつ確認しながら選んだ望遠鏡なら、きっとあなたにとって長く付き合える相棒になってくれるはずです。
